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漢方医学の証

漢方医学の「証」というのは、患者の体質や症状の特徴などの状態を客観的に分類する為の基準になります。
それは、「陰・陽」「虚・実」「寒・熱」「表・裏」といった全体的な状態を表す基準と、人間の体内を循環していると考えられている「気・血・水」の状態によりその「証」を診立てます。

きちんと「証」を診立てるにはもちろん漢方医学をしっかりと勉強する必要がありますが、簡単にいうと、まず「陰・陽」というのは、そのイメージどおり、「陰」が暗いとか冷たいなどの状態を指し示しています。つまり、冷えがある状態、顔色が青白い状態などが「陰」です。そして「陽」は明るいとか暑いなどの状態を指しますので、「陰」とは逆に、暑がりだったり、顔色がよい状態のことになります。
このような形で、患者を全体的に診立てて「証」を立てていくのです。

「陰」と「陽」でみると、「陰」が顔色が悪い「陽」が顔色がいいだけに着目すると、「陰」が悪い状態で「陽」がいい状態なのか?と思いがちですが、そうではなく、「陰・陽」どちらに偏りすぎていてもバランスが悪いと考えられます。
ですので、ただ顔色だけといったものではなく、もっと深く様々な角度から「証」を立てていくのが漢方医学の重要な点であり難しい点なのでしょう。

 

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